
魅惑の絵画取引【レンブラント編】ただいま最終調整中
更新日:1月12日
トゥルルル~
(誰だろう? 休日の朝早くに電話くれるのは?)
スマホの画面を見ると、アートディーラーMr.カトウでした。
VOICE OF ARTで絵画取引の講演を担当している講師の先生です。
「おはようございます。どうしたんですか?」
「杉村さん? Kindleの『魅惑の絵画取引【レンブラント編】』だけど、原稿まだ公開してないよね。
ちょっと事情が変わって。確認とっているんだけど、しばらく待ってくれない?」
VOICE OF ARTでは、Mr.カトウの絵画取引の講演録としてKindleをすでに2冊出版しており、今日まさに3冊目となる『魅惑の絵画取引【レンブラント編】』をアップロードしようとしていたところでした。
「何かあったんですか」
「そう、申し訳ない……。でも新しい情報も出せるかも」
出版を前にMr.カトウとこういったやりとりをすることは珍しくありません。
モネの取引について書いたKindle『名画取引の真実』のときも、『魅惑の絵画取引【ゴッホ編】』のときも、
「あの箇所の表現変えてもらえない? まずいことになるから。
代わりにこの情報は書いてもいいから」
というやりとりがあったのです。
Mr.カトウは、ギリギリの線まで出せる情報を空気を読みながら調整しています。
このことについて「タイトに張った高所のロープの上を歩くようだ」と表現されたこともあります。絵画取引についての情報を表ざたにするということは、億単位の債権の行方について語ることと同然なのです。過去の講演も出版もそのようにしてリリースへとこぎつけました。
労を取る価値がある、と私たちは信じています。実際にアートディーラーによる有名画家の実際の絵画取引についての本は日本には存在しません。
そもそもこの企画は、「アートは難しい」と思っている人が多すぎるのではないだろうか。アートのへのとらえ方を変えて「一枚でも好きな絵画と出逢い、人生を豊かにしてほしい」という想いから始まったものです。
その想いに賛同して、講師を引き受けてくださったMr.カトウの口癖は、「こういった絵画取引の話ができるのは、日本には私しかいない」です。
絵画取引の世界は、一枚の絵画とそれを取り巻く人たちによって幾重ものベールに複雑に包まれており、外からは何が起きているのかはわかりません。
Mr.カトウの口癖は、ベールの内側にいる人間にしか語ることができない真実があるという意味と、通常はすべてが水面下で処理される情報をリスクを取ってまで表に出す人間はいないという意味の2つの解釈が可能です。
私はこの世界を知れば知るほど、この2つの解釈が両方とも真実だということがよくわかりました。
実際に過去の講演や出版により、講師のMr.カトウにはかなりの非難が集まったようでした。口に出されたことはありませんが、うすうす感じたことが何度もありました。
まして今回は、なんといっても美術史を代表する偉大な画家レンブラントの取引です。Mr.カトウがいつも以上に慎重になるのは当然です。
美術館クラスの億単位の名画取引の話など、永遠なる秘密として処理されるのが普通なのですから。
ストーリーのケタが違いすぎると、おそらく人間の脳は「都市伝説」として処理するようにできているのかもしれないと最近思います。
伝説の富豪や財閥が登場し、一方で非常にダーティな部分も多く、一般の人が近づくことができない絵画取引の世界は、正直なところ都市伝説を聞く感覚に近いのです。
しかし、都市伝説のなかに実際に起きた可能性が高いストーリーがまぎれこんでいるように、Mr.カトウの絵画取引も現実の出来事なのです。
こういった事情にて当初、年内発刊を予定しておりました『魅惑の絵画取引【レンブラント編】』は延期となりますことをお詫び申し上げます。
もちろん、今回も極限まで新しい情報を加え楽しんでいただける内容となるようにMr.カトウとともに努めてまいります。
発刊までもうしばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
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